破砕事例
クロスフローシュレッダでの破砕事例をご紹介します。
破砕時間、チェーン回転数、投入量の3つのパラメータを調整することで、後工程に適した破砕状態に調整することが可能です。
自動車エアーバック
自動車に搭載されているエアーバックの破砕例をご紹介します。
車から取り出したエアーバックは、バック部分が飛び出した状態です。
破砕後、このバック部分ははずれ、金属部分だけが回収という結果が出ました。
熱交換器
熱交換器(ラジエータ)を破砕しました。
熱交換器は自動車や空調機に使用されています。
銅のパイプとアルミのフィンが組み合っており、この2つの素材を完全に分離することが可能です。
純度の良い銅とアルミを効率的に回収することが実証されました。
自動販売機のお札検知器
お札の検知器(ビルバリ)の破砕しました。
少し厚めの鉄フレームを含んでおり、基板や動線、プラ類が複合している部品ですが、見事にバラバラになっています。
短時間だけ破砕してやると、価値の高い基板が粉々になってしまわずに回収が出来ます。
PCモニター
デスクトップPCで使うモニターの解体例です。
CFSにかけている時間・回転数の調整により、色々な結果になります。
必要に応じて解体時間を変化させて、お好みの解体を選んでみてください。
自動販売機コインメック
自動販売機に使用されているコインの処理機(コインメック)を破砕してみるとどうなるか。
各素材がみごとにバラバラに分解され、
後段の選別工程で、選別が容易な状態になりました。
この状態ですと、手選別でもやりやすく作業効率が高いです。
自動車小型モータ解体例
自動車には大変多くのモーターが使われています。
CFSで破砕後、
≦10mm
磁選
>10mm
の3種類に選別しました。
デスクトップPCの解体例
デスクトップPCの例です。
従来、多くのビス類を人が電動ドライバで構成部品を解体していたデスクトップPCですが、CFSですと大体5秒間くらいで、左画像の様に価値のある基板があまり損傷を受けることなく取り出すことが可能です。
機械が行いますから非常に効率が良く解体が出来、処理量が増えます。
携帯電話機の解体例
携帯電話機はかなりのスピードでスマートホンに移行され、昔の形をしたものは徐々に少なくなってくると思われますが、それでもまだまだ廃棄される電話機がたくさんあります。
細かく破砕し過ぎると、貴重な基板が粉々になってしまいますし、かと言って手解体するのはとても面倒なものです。
CFSでは、排出ゲートを開けたままの状態で破砕します。しかもチェーンの回転速度を遅くしますと、ちょうど鯵の三枚開き状態となります。
※破砕の前に電池は取り外しています。
漁網
漁網の破砕事例です。
漁網は鉛とプラスチックが含まれており、クロスフローシュレッダで破砕するとそれぞれの素材を分離することができます。
ブチルゴム付き銅管
ブチルゴム付き銅管の破砕実験を行いました。
エアコンの室外機や冷蔵庫から発生するブチルゴム付き銅管は処理に手間がかかりますが、クロスフローシュレッダで破砕を行うことにより、程よくゴムと銅を分離することが可能です。
消費期限切れカンパン
消費切れカンパンの破砕実験を行いました。
クロスフローシュレッダで破砕をすることにより、嚙み込み無く分離することが可能です。
電線
電線(銅線)の破砕実験を行いました。
クロスフローシュレッダで処理をすることにより銅片、プラ片に分離することができました。選別方法を工夫することにより、更に分離することが可能です。