お客様の声

横浜アルコ株式会社
代表取締役 魚地浩司様


Q1.クロスフローシュレッダを導入したきっかけをお聞かせいただけますか?

機械は5年ぐらい前の東京ビッグサイトの環境展で知り、購入しました。

もともと、シュレッダ(破砕機)を入れて基板リサイクルの事業ってどうだろうか?ということをずっと考えていた中、展示場でクロスフローシュレッダを知り、破砕方法がすごく特徴的で、これならば一台で色んな使い方ができる!ただ細かくするのではなく、設定を変えれば色々調整できるのでは?と考えたことが一番初めのきっかけです。


Q2.クロスフローシュレッダを導入する前に、どのような課題・お悩みごとをお持ちでしたか?

クロスフローシュレッダを導入する前の弊社は、金属スクラップの解体のみで、基板リサイクルというカテゴリには手を出していませんでした。品物に対しての知識知見が少なかったため、会社として付加価値をつけていくには、破砕機を入れて、直接、製錬工場に収めるような仕組みを創りたいと考えていました。

業界全体が縮小傾向にある中で、従来のやり方だけでなく、次の新しいことをはじめようというアンテナに引っかかりました。


Q3.クロスフローシュレッダを知ったのはどこででしたか?

毎年、見に行っている東京ビッグサイトの環境展で知りました。
5年前当時は、産業廃棄物に関する破砕機の展示がメインだった中、
佐藤鉄工さんは、はっきりと「基板リサイクルできます」と訴えていて特徴的でした。

Q4.数ある破砕機の中でクロスフローシュレッダを選んだ理由は何ですか?

リンクチェーン式のクロスフローシュレッダは、破砕時間を調整できるため、破砕物の状態・大きさを調整できるところが良かったです。大きくする場合は時間を短く、小さくする場合は時間を長くすればよく、柔軟性があると感じました。

他の方式の破砕機(一軸破砕機)だと、スクリーンと言って網をかけて、網の目のサイズより小さくなったら通すみたいな篩い掛けのような方式で破砕していくのですが、全部が細かくなりすぎて、破砕物に痛みがでてしまうことを懸念していました。
その点、クロスフローシュレッダの場合、樹脂は多少変形するけど痛みが少なかったり、金属のものは逆に割れないで小さくならないで出てくることが分かり、そこも大きな決め手になりました。

ただ、クロスフローシュレッダは硬いものが得意じゃない、できるにはできるが機械の消耗部品の寿命が短くなるのでやらないようにしています。
万能ではないので、クロスフローシュレッダで得意なところを使っています。

Q5.導入するまでに何か躊躇することはありましたか?

機械の性能自体は、デモを見て確認していたので躊躇はしませんでした。
ただ、周辺環境を整えるのには苦労しました。

前の工場では、機械単体で運用していて、
クロスフローシュレッダを本格導入するにあたり、プラントを大きくする必要があっため、
新しいプラントの場所探しと工場設備を整えるのに、どうやって費用を抑えるか思案しました。

佐藤鉄工さんに、何の機械設備を組み合わせたらいいのか?選別まで自動化するためにはどうしたらいいのか?実験を繰り返して製品選定していただいて、その選別機を導入・設置できるスペースを探しました。

事業としては、基板リサイクルの利益率が非常に良く、ものを集めれば収益化できるという見込みがあったので、色々と場所を選定して最終的にはこちらにたどり着きました。


Q6.弊社の提案内容で良かった点をお聞かせいただけますか?

プラントを構築するにあたって全面的に佐藤鉄工さんの方で機械選定からコーディネートしてくれ、
私の希望を叶えるラインをちゃんと作り込んでくれました。

機械・選別機についても私の知見にはないものから提案してくれたのが良かったです。
電気系統についても、操作制御盤を個別につけていくのではなく、一括で操作できるため使いやすくなっています。

どういった状態のものがどれぐらい生まれてほしいのか?というのを重視して聞いてくれ、
色々な条件の中から、希望が実現できるような機械の選定をプロの目線で提案してくれました。


Q7.実際に使用した感想をお聞かせいただけますか?

大変よくできたなと思います。
特に集塵機は、以前使っていたものだと、埃を吸いきれないしすぐ詰まってしまっていました。
それが新しい集塵システムで、社員の作業環境が相当良くなりました。
以前は、みんなマスクして、埃まみれになっていたのですが、かなり軽減されました。

あと実際に使っていく中での感想としては、量をこなすとなると消耗品が思っていたより大分減るなという印象があります。
その代わり、自社でメンテナンスが容易にできるため、簡単な故障であれば携帯で写真を送って、
工場の方に電話してどうしたらいい?とアドバイスをもらい、自社で直すことができるのは楽でいいです。

部品交換もボルトを外して付け替えるぐらいで簡単でした。
破砕チェーンの消耗が激しいのですが、チェーンだけであれば10分~15分ぐらいで交換可能です。
軸式の場合は一日仕事になってしまう重作業のため、手で持てるリンクチェーンを簡単に付け替えられることは良かったです。

<担当 佐藤から>
弊社では、お客様の事業が一番、それに貢献することが一番という考えのもと
お客様のメンテナンスのしやすさ、プラントの稼働率を下げないことを目的に、
機械構造をシンプルにしています。

もちろん、プロによるメンテナンスも弊社の大切な事業の一つですが、日々のメンテナンスの時間が軽減することで機械の稼働率を下げない環境づくり、弊社のエンジニアを派遣する必要がなくなることで、ランニングコストを抑えられることは、お客様の事業にとって大切なことだと考えております。


Q8.今後、弊社への要望・期待する事があればお聞かせいただけますか?

硬いものも破砕できるようになるといいです。あと、手で選別するための小部屋を5mぐらい作ればよかったかもと思いました。対象物によっては、磁力選別前の手選別が必要な場合もあり、ラインの柔軟性を持たせられるとよかったです。

家電リサイクルの認定評価をもらえました。
それも、基板だけじゃなく全商品取れたのは、この設備だから取れたのだと思います。
未処理で転売する方も結構いらっしゃるので、中間処理をきちんとしていることが評価されました。


最後に、今回佐藤鉄工に機械選定からライン設計まで、全てお任せ頂けたのはなぜですか?

機械については、私よりも良くご存じだからです。
うち以外にも色々なところのラインを見ていると思うので、機種選定の評価で信頼できると思いました。
逆に自分から今度こういう機械を入れたいというときも相談したい。
餅は餅屋ですね。


<横浜アルコ株式会社 様>
創業 1959年
神奈川県全域を営業して、迅速受け入れ・気持ちの良い対応をモットーに
金属リサイクルの地域一番店を目指し、取り組んでいる会社様です。
銅、アルミ、ステンレスの買取は横浜アルコ株式会社様へ
お近くをお通りの節は是非お立ち寄りください。
http://www.yokohama-alco.co.jp/